1月5日（土）、なかじま歯科クリニックの2019年の診療をスタートしました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

朝の診療スタート前のスタッフミーティングで、クリニックの今年の目標と私の目標を宣言しました。
当院のテーマは「お口の健康から全身の健康へ」です。今年はこのテーマを推進していくために、患者さんとの対話を大切にしましょうということを目標のひとつに掲げました。

専門用語では「医療面接」と言います。
ひと昔まえには「問診」と言っていました。
「問診」では、患者さんに一方的に根ほり、葉ほりこちらが必要とする情報を訊くだけです。
「医療面接」では、患者さんがお話したいことにしっかり耳を傾け、気持ちに寄り添い、そうした上でお知らせするべき情報をしっかりお伝えしましょうね、ということです。

余談ですが、私、歯周病が専門なのですが、大学勤務時代はこの医療面接なるものを第二の専門として、学生や研修歯科医に教えていました。

患者さんとのお話の途中や最後には必ず、
「何か言い忘れたこと、話しておきたいこと、不安なこと、わからないこと、きいておきたいこと・・・などはありませんか？」と挟むように心がけています。

これって、普段の会話でもそうですよね。
どちらかが一方的に話すばかりでは、会話、対話にはなりません。

新年の診療初日には、「意を決して」歯科を受診しました、という方も複数いらっしゃいました。
ずっと気になっていたのに、歯科には足がなかなか向かなかったのですね。
少しずつ、気持ちに寄り添いながら治療を進めていきます。

歯科はそんなに怖いところではありませんよー。
美容院や床屋さんに行くように、定期的に訪れてチェックを受けて専門的なクリーニングをして、
身も心をさっぱりしてください。

そうそう、開院まもない昨年9月に、「予約してないのですが、今大丈夫ですか？」という方がいらっしゃいました。
ちょうどタイミングよく余裕があったので、「今なら大丈夫ですよ。では保険証をお願いします。」と言ったところ、その方は「？？？」という表情に。
こちらも「？？？」です。「保険証、ないのかな？」
なんと、その方は美容院と思って入っていらっしゃったのでした！
白くてこざっぱりした外観なので、間違えられたのでしょうか・・・
紛らわしくて申し訳ありませんでした。

それでは、本年もどうぞよろしくお願いいたします！

こっちから見たら美容院に見えますか？
こちら側からはしっかり歯科クリニックに見えます。